INFO/公演概要


近代文学演舞「地獄変」

札幌の人気劇団「劇団千年王國」の演出家・櫻井幸絵と、東京屈指のダンスカンパニー「OrganWorks」の振付家・平原慎太郎が手を組み、芥川龍之介らの現代文学作品を演劇とダンスで舞台化した。
演劇作品とも、コンテンポラリーダンス作品とも異なる、両者が融合した新しい総合芸術作品となる。


[会場]

浄土宗 もいわ山 観音寺 本堂
〒064-0941 北海道札幌市中央区旭ケ丘5-642

[日時]
2017年7月27日(木)開場19:00 開演19:45
2017年7月28日(金)開場14:30 開演15:15
           開場19:00 開演19:45
2017年7月29日(土)開場13:30 開演14:15
           開場17:00 開演17:45
※上演時間は約90分を予定

[料金]
早割り 3,500円(7月19日まで)
前売り 4,000円
当日 4,200円
学生前売り(要学生証提示) 中学生1,000円、高校生1,500円、当日は各1,000円増し
複数回・観覧の場合 1回3,000円 ※希望日時を予めご予約ください
各回定員70名
※駐車場は20台限定、ご希望の方はメールにてご予約ください。

予約メールアドレス
info@conte-sapporo.com

メールでご予約いただき、当日ご清算という形になります。
ご希望の日時、お名前、枚数、駐車希望の有無をご記入のうえ上記アドレスまでご連絡ください。


[原作] 芥川龍之介(地獄変)(藪の中」三島由紀夫(葵上)

[演出] 櫻井幸絵(劇団千年王國)、平原慎太郎(OrganWorks)

[振付] 平原慎太郎

[出演] 東華子、小田川奈央、すがの公(札幌ハムプロジェクト)、浜田純平(ダンススタジオマインド)、平原慎太郎

[音楽] 嵯峨治彦、小山内崇貴

[照明] 菅原渉吾

[衣裳] 松下奈未、西村友美子

[舞台監督] アクトコール

[主催] 北海道コンテンポラリーダンス普及委員会

[助成] 日本芸術文化振興基金

[協力] 浄土宗もいわ山観音寺、浄土宗法性寺 石川亨信、劇団千年王國、CONTE-SAPPORO Dance Center

[お問合せ] TEL : 080-5591-0098(森嶋) MAIL : info@conte-sapporo.com



STORY/あらすじ


【地獄変】  (原作:芥川龍之介)

時は平安時代。
絵仏師の良秀は高名な天下一の腕前として都で評判だったが、その一方で猿のように醜怪な容貌を持ち、恥知らずで高慢ちきな性格であった。
ある日、良秀は大殿から「地獄変」の屏風絵を描くよう命じられる。
話を受け入れた良秀だが、「実際に見たものしか描けない」彼は、地獄絵図を描くために弟子を鎖で縛り上げ、フクロウにつつかせるなど、狂人さながらの行動をとる。
こうして絵は8割がた出来上がったが、どうしても仕上がらない。
燃え上がる牛車の中で焼け死ぬ女房の姿を書き加えたいが、どうしても描けない。
つまり、実際に車の中で女が焼け死ぬ光景を見たい、と大殿に訴える。
話を聞いた大殿は、その申し出を異様な笑みを浮かべつつ受け入れる。


【藪の中】  (原作:芥川龍之介) 

山科の藪の中で、ひとりの男の刺殺体が発見される。
その事件を巡って検非違使が「捕らえられた多襄丸という盗人」「清水寺で懺悔する男の妻」そして「巫女の口を借りて語る男の死霊」の三者の証言を聞きだすのだが・・・


【葵上】  (原作:三島由紀夫) 

三島由紀夫の戯曲集『近代能楽集』に収められている戯曲の一つ。
入院して毎夜うなされ苦しむ妻・葵のもとへ、美貌の夫・若林光が見舞いに訪れる。
看護婦によると、毎晩見舞いに来るブルジョア風の女がいるという。
光が病室にいると、和服姿に黒い手袋をつけた六条康子が現れた。
光と康子はかつて恋仲であった。
毎夜、葵を苦しめていたのは嫉妬心に駆られた六条康子の生霊であった。


DIRECTOR&CHOREOGRAPHER/演出家、振付家


Shintaro Hirahara 平原 慎太郎

1981年北海道生まれ。ダンサー、振付家。OrganWorks主宰。 04年から07年まで《Noism》に所属。退団後フリーランスに転身。自身の活動や大植真太郎らとの《C/Ompany》等のカンパニー活動の他、近藤良平主宰《コンドルズ》に参加、Carmen Wernerとの創作など国内外問わず広くダンス作品に関わっている。また前川知大主宰《イキウメ》、小林賢太郎、小林顕作、白井晃らの作品の振付、ステージングに参加、他にも塩田千春、播磨みどりとのコラボレーションなど、演劇、現代美術等他分野のアーティストとの交流も盛んに行う。雑誌「BRUTUS」の特集『つぎのひと。~明日を変える人物カタログ~』でパフォーミングアーツ部門で選出される。
2011年 韓国国際モダンダンスコンペティション(KIMDC)最優秀振付家賞受賞
2013年 文化庁新進気鋭芸術家海外研修派遣にてスペインに9ヶ月研修
2015年 小樽市文化奨励賞受賞
2016年 トヨタ コレオグラフィーアワード2016 「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」をダブル受賞
2017年 第11回 日本ダンスフォーラム賞 JaDaFo Dance Award 2016 受賞
OrganWorks http://theorganworks.com/

Photograph Saki Matsumura
Yukie Sakurai 櫻井 幸絵
脚本家・演出家。劇団千年王國代表
日本演出者協会会員。札幌座ディレクター。札幌大谷大学非常勤講師。 1999年劇団千年王国旗揚げ。以後、全作品の脚本・演出担当。神話や歴史を題材にした骨太な物語と、ミュージシャンやダンサーとの巧みなコラボレーションによるエンターテイメント性溢れる舞台が特徴。市民ミュージカル、オペラ等、音楽劇の演出も多数。 2011年に韓国光州広域市平和演劇祭に招聘。NHK BSプレミアムドラマ「神様の赤ん坊」のシナリオを担当し、TVドラマでも活躍。

受賞暦:平成17年度札幌市民芸術祭奨励賞。
若手演出家コンクール05・最優秀賞・観客賞。
遊戯祭07最優秀賞。
札幌舞台芸術賞演劇大賞(2009年「贋作者」・2011年「狼王ロボ」2013年「ローザ・ルクセンブルク」)。
サンピアザ劇場神谷演劇賞(2011年、2013年)など。

劇団千年王國 http://sen-nen.org/



CAST/出演


Junpei Hamada 浜田 純平

9歳からダンススタジオマインドでhiphop、jazz、コンテンポラリー等を学び、コンテンポラリーでは、近藤良平、柳本雅寛、島地保武、熊谷拓明、岩渕貞太、東野祥子の作品に出演する。 ダンススタジオマインド及び北海道ダンスプロジェクト公演に多数出演。 北海道学生ダンス連盟公演「Dream」(札幌市民ホール)では、2011~JAZZ振付、2012~2部振付、2013~オープニング振付、2015~舞台監督を行う。

受賞歴等:
2011~2014 ARTISTIC MOVEMENT IN TOYAMA 及び座・高円寺ダンスアワード「北日本新聞社賞」「座・高円寺ダンスアワード賞」「富山県知事賞」「特別賞」などを複数受賞
2016 横浜ダンスコレクション「若手振付家のための在日フランス大使館賞」受賞
2013,2014,2016 Juste Debout Japan~EXPERIMENTAL部門で決勝進出

Photograph 浅野 紗千子
Kou Sugano すがの 公

札幌座ディレクター。
札幌ハムプロジェクト劇作・演出・制作・役者。北海学園大学演劇研究会に所属し演劇と出会う。二年目から脚本を担当。劇団イナダ組に所属。卒業後劇団SKグループ旗揚げ、年に7、8本のペースで台本を制作。イナダ組退団後、札幌ハムプロジェクトを立ち上げワゴン一台で各地を巡演するなど実験的な活動を劇団と平行して展開する。 演劇カンパニー”東京の人”を運営し、東京の109人の演劇人と芝居づくりを行う。テレビ・ラジオドラマシナリオも手掛ける。チーフディレクター斎藤歩に誘われ、札幌座ディレクターとなる。現在は劇団SKグループを休止、主催団体は札幌ハムプロジェクトであり、東京にも拠点とメンバーを配置し活動を広げている。貧乏クリエーターの集まるやきとん立ち呑み屋すわオーナー。
Hanako Azuma 東 華子

3歳の時に初舞台を踏む。大学在学中は劇団に所属し活動するかたわら、日本舞踊東流の稽古に励む。 大学卒業後、東流師範免許を取得する。 その後、人形浄瑠璃の西川古柳、長唄三味線の小屋敷アサ、鳴物の望月左喜眞佐らに師事。 現在は舞踊家として、またテレビ・ラジオ等のフリーアナウンサーとして、多方面で活躍中。

受賞歴:鼓舞音にて「札幌市民芸術祭奨励賞」
さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座「北の聲アート賞特別賞」
Nao Odagawa 小田川 奈央

5歳からクラシックバレエを習う。17歳でベルギーのバレエ学校へ留学し、卒業後オランダのアートスクールのモダンシアターダンス科へ入学。 そこでコンテンポラリーダンスを始め、他多数ジャンルのムーブメント、振付、舞台演出などを学ぶ。 2014年より札幌を拠点に活動中。 conte sapporo主催公演、2015年度・冬札幌演劇シーズン劇団千年王國より「ローザルクセンブルク」等出演。



MUSICIAN/音楽家


Haruhiko Saga 嵯峨 治彦

モンゴルの弦楽器「馬頭琴」と、ホーミーなどの一人二重唱「喉歌」を演奏。伝統音楽から異分野とのコラボレーションまで国内外で活動。Y.ネルグイ(モンゴル国無形文化財)から馬頭琴の後継指名。松任谷由実、鼓童、川井憲次ほかアルバム参加作品多数。橋口幸絵演出「ローザ・ルクセンブルク」(2013-15劇団千年王國)、「ルル」(2015札幌座)で音楽を担当。杉吉貢プロデュース「餓鬼王」(2014)参加。東海林靖志と「improvisation」北海道ツアー(2016)。

http://www.tarbagan.net/saga/

Photograph Jpeg Takeshi Oda



ACCESS/アクセス


JRバス 慈啓会前下車 徒歩4分

1、ロープウェイ線[循環円10] (JRバス)
円山公園駅前→慈啓会前
2、ロープウェイ線[循環円11] (JRバス)
円山公園駅前→慈啓会前
3、中島公園駅前から山鼻線[循環啓55] 山鼻線[循環啓56] 啓明ターミナル行き(JRバス)にて慈啓会前駅に行けますが、本数が少なく夜間は休行の為ご注意ください。



時刻表
必ずご自身でも乗り場や路線図などお調べください。
他にも啓明ターミナル行き(南13条西22丁目)などもございます。
http://ekibus.city.sapporo.jp/


7月27日木曜日、7月28日金曜日のバス時刻表

行き(昼) 円山公園駅から[循環11]14:13発、[循環10]14:48発
      中島公園駅から[循環啓56]13:57発
帰り(昼) 円山公園へ[循環11]17:07発、17:31発[循環10]17:08発
      中島公園駅へ[循環啓55]17:25発


行き(夜) 円山公園駅から[循環11]18:44発、[循環10]18:57発、19:25発
      中島公園駅から[循環啓56]18:57発
帰り(夜) 円山公園へ[循環11]21:41発、[循環10]22:10発



7月29日土曜日のバス時刻表

行き(昼) 円山公園駅から[循環11]13:10発[循環10]13:53発
      中島公園駅から[循環啓56]13:57発
帰り(昼) 円山公園へ[循環11]15:59発、16:29発[循環10]16:01発


行き(夜) 円山公園駅から[循環11]16:43発、17:10発、[循環10]16:53発
      中島公園駅から[循環啓56]16:57発
帰り(夜) 円山公園へ[循環11]19:29発、[循環10]19:43発


料金や到着時間など詳しくはこちら
http://ekibus.city.sapporo.jp/



●タクシーをご利用の場合
地下鉄円山公園駅からの予想金額は910円とのことです。

●バスをご利用の場合
円山公園からのバスは「循環円10」と「循環円11」です。
循環しているので、行きも帰りも同じバス停を利用します。
10のバス停と11のバス停は交差点挟んで斜め向かいにあります。

●駐車場をご予約されている場合
藻岩山麓通りにあるセイコーマートの交差点を山側に曲がってください。
円山側からなら右折、藻岩山側からなら左折です。
左に慈啓会病院、右に観音寺が見えてくるので、そのままもう少しだけ真っ直ぐ行きます。
すると、観音寺のすぐ裏手の登山道入り口に観音寺駐車場があります。

●遅刻は厳禁、早くご来場いただくのはOK
演出の都合と会場の性質上、遅れてきた場合は一部の「藪の中」が終わってからのご入場となります。
お時間に余裕を持ってお越しください。
開場時間よりも早くお越しいただいた場合は、寺院内の和室でお待ちいただけます。



MAP
地図を拡大するとバス停も確認できます。観音寺の右上の「旭ヶ丘5」交差点のセイコーマートの近くです。
駐車場は観音寺の下で、地図を拡大すると「P」と表示されます。





MOVIE
動画は前回の公演時や、リハーサルの動画となります。