ひろげよう!アートと教育のネットワーク
アートの良いところを多分野に活かして、より良い社会にしていきたい!ということをぼんやりとした目標に掲げて、教育とアートの喋り場をつくります。
子どもや若者支援・育児や教育などに取り組んでいる皆さんと語り、それぞれの課題を共有したり、可能性について話し合いながら、アートと教育のネットワークを広げていければと思います。
〇教育に関心のあるアーティスト
〇表現やアートに興味のある教育関係者
〇なんとなく興味があるので話を聞いてみたい皆さん
どなたでもご参加をお待ちしております。
日程:
2024年11月2日(土)13:00~16:00
会場:
ターミナルプラザことにPATOS(地下鉄東西線琴似駅内B2F)
料金:
無料
進行
森嶋拓(株式会社ラツカ代表取締役/CONTE Dance Productionプロデューサー)
吉武裕二/KIM YOOI(NPO法人コンカリーニョ)
登壇者
穴澤義晴(特定非営利活動法人コミュニティワーク研究実践センター 理事長)
新藤理(NPO法人フリースクール札幌自由が丘学園 理事/音楽家)
野沢宏志(芸術家 / I.M.A Labo代表 / 村上進学塾STEAM教育実践者)
三上愛(イロドリ代表/言語聴覚士/保育士)
前期参加アーティスト
参加される方は当日参加でも大丈夫ですが
座席の用意もあるので、できるだけこちらに入力いただけるとありがたいです
https://forms.gle/WuWsnkq81GkEtoyN9
なぜ、教育とアートなのか
これまでアーティストという存在は「絵が上手い人」「美的感覚が優れている人」「芸術的な感性をもっている人」という印象を持たれていることが多かったのではないかと思います。
「個性的な人」「感性が少し変わっている人」というイメージもあったかもしれません。
しかし、昨今ではアートの多様性や社会課題を包摂する力が注目され、観光、経済、モノづくり、教育、福祉、まちづくり、医療などの現場で少しずつですがアートを取り入れる機会が増えてきました。
アートが教育に与える好影響としては下記のようなことが考えられると思います。
「自分の特性や強みを知ること。何を大事にして何を幸せと思うのか。自己肯定感の向上」
「モノゴトをよく観察すること。調べること。本質を見極めること」
「他者を理解すること。コミュニケーション力」
「遊びを知ること。余白を知ること。余裕を持つこと」
少しずつアートの魅力に気がついて
私は思春期からストリートダンスを始め、19歳頃から早々にプロとして活動するようになりましたが、その時はアートとは距離のある活動・考え方をしていました。
アートの素養が無かった、とも言えます。
その後、多くの友人や先輩との出会いがあって少しずつアートとの距離感が近づき、現在はコンテンポラリーダンスや舞踏という身体表現の中ではアートの最前線のような活動をしております。
自分から選んできたというよりは、流れに流されてきたという側面はありますが、とはいえその過程の中でアートの魅力を感じたからここまで辿り着いたともいえる気がしています。
みんなと競い合うのではなく、自分にしかできない表現とはなにか
ストリートダンスを長年踊っていくにつれて、少しずつ蓄積された「自分にしかできない表現」への問い。
アートとの出会いが、自分の表現についてモヤモヤしていた私を前に進めてくれたようにも思います(それだけが理由じゃないですけど笑)
そのうち自分が踊ってなにかを表現すること自体への執着も無くなり、空間や場を創ることにこそ自分の特性が活きるのではないかと考えるようになりました。
実際にさまざまな場を創ることが楽しくてしょうがなくて、常にワクワクしていた気がします。
いま、教育や社会とアートを繋げること
さまざまなアートの現場の中から大事なことを学びました。
ざっくりまとめてしまうと、多様性、境界を超えること、本質を理解すること、即興性の秘密、人間同士で付き合うこと、自分のアイデンティティー、他者を理解すること、相手を受け入れること。
いま、この時代はアートと相性がとても良い時代だと感じています。
違う言い方をすると、今こそ社会はアートを必要としている気がするのです。
心の豊かさを広げるために、創造性豊かな街にするために、AIやロボットとうまく付き合っていくために。
アートやアーティストが教育や社会ともっともっと繋がる必要があると感じました。
なんだか少し重たい文章になってしまった気もしますが笑
ぜひぜひお気軽にご来場ください。
ゆるりとお話しすることから始めましょう。
プログラムディレクター
森嶋 拓(CONTE Dance Production)