11月15日「サッポロコレオ2024/ショーイング&ディスカッション」

サッポロコレオ若手振付家支援プログラムの中で各作家が更新した自作品を上演し、その後に作品について対話を行います。
一般的なダンス公演という形式よりかは、作品を通した意見交換に力を入れている企画になります。
作家との対話をお楽しみいただければと思います。

2024 年 11月15日(金)開場19:00 開演19:15

会場:ターミナルプラザことにPATOS

料金:一般1,500円 11/17のChoreographersのチケット購入された方は1,000円 22歳以下/学生無料

作家:今井琴美、おかだゆみ、小林萌、タイラハルカ、山崎彩未

トークゲスト:桑原和彦(札幌市教育文化会館)


■内容

関東からの3組と札幌の2組の振付家の作品を、最低限の照明・音響による簡素な環境で上演します。
上演後は観客と輪になって対話できればと思っています。
各自が作品を持ちより、作品についてアーティストや制作者、観客と対話を重ねながら作品をもうひとつ上のレベルに引き上げることを目的とします。

予約フォームはこちらをクリック

※ 当日いきなりお越しいただいても問題ありませんが、座席の用意があるのでなるべくご予約ください。
※ あまりにご予約が多い場合は締め切る場合もございます。

Choreographer

今井 琴美

photo:m.yoshihisa

「mescaline」

空間がわたしの上で咳をした
するともうわたしはそこにいない
いくつもの空が眼をきょろつかせる
何も語らずたいしたことは知らない眼を粉砕され
限りなく引きのばされる無数の粉砕
ーHenri Michauxー

人間の意識、理性の外から影響される”何か”は肉体を通して突出してきた神経のかたちのようではないだろうか。
フランスの詩人、画家アンリ・ミショーのメスカリン素描から着想。
その詩的な視覚体験を身体に落とし込みダンスの枠を越え、視覚、音、身体が織りなす多層的な表現に没入していきます。 

振付・構成・映像:今井琴美
出演:今井琴美、古茂田梨乃
音楽:望月隼人

photo : Kiyotaka Suzuki

今井琴美

コンテンポラリーダンスアーティスト
北海道出身。
2017年頃よりコンテンポラリーダンスに没入。

クリエーションは鏡よりも映像を用い、生の身体と虚像の身体を往来、独自の解釈でダンスを思考する。

質感と世界観には定評があり、内に込めたエネルギーと風情を纏い拘りと美意識を反映した身体の在り方を探求する。
自身での活動の他、2020年から大橋可也&ダンサーズ作品にコンスタントに参加している。

https://www.kotomi-imai.com/

Choreographer

おかだ ゆみ

photo:Ohno Ryusuke

「有酸素言語」

なぜ踊るのか。という素朴な疑問に向き合う作品。

ー言葉と水は似ている。ー

水に溺れると息ができなくなるように、言葉に埋もれると心の内なるものが消えていく。水中から這い上がって呼吸をする魚のように、人は言葉という水から酸素を求めて這い上がる。

話し言葉にも身体言語にも共通しているのが、誰かに伝えるには呼吸をして酸素を身体に取り込むということである。身体に酸素をいっぱい取り込んで弾け出た言葉こそ、純度が高いのではないだろうか。それを「有酸素言語」と名づけた。 

おかだ ゆみ

1999年生まれ。

日本大学芸術学部演劇学科洋舞コースを卒業。
現在は東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻に在籍中。

日常批判を軸に、対話の中で生まれる「言葉にならない言葉」に着目する。
大学院ではアートプロジェクトにも関わる。
ヨコハマダンスコレクション2024コンペティションⅡにて上演予定。

Choreographer

小林 萌

「ens」
振付・演出・出演:小林萌

小林萌

5歳から始めた空手で黒帯をもち13歳から踊り始め武道と舞踊をルーツにもつ。
2021YDC II アーキタンツ・アーティスト・サポート賞受賞。
2022年Duo Dance Festival、2023年Buddhism dance festival(韓国)に招聘・最優秀賞受賞。

Choreographer

タイラ ハルカ

photo:yixtape

「新作」

振付・出演:タイラハルカ

photo : 大滝 恭昌

タイラハルカ

2001年札幌生まれ。
4歳からクラシックバレエを学び、2009年より能藤玲子に創作舞踊を師事。
札幌国際情報高校卒業後、アメリカに留学。22-23年にイギリス留学中、Creative Dance Spaceを主宰し、初の群舞作品を創作・公演。
23年12月に大学卒業、24年1月に帰国。
同年6月、ソロ作品『穴』公演。
8月、脳動芸術祭2024に出演。

Choreographer

山崎 彩未

photo:yixtape

「PlayHouse」

振付:山﨑彩美
出演:織田慧奈・岸本芽子・山﨑彩美

山﨑彩未

札幌出身。
北海道大学理学部卒。
4歳からバレエとチアダンスを始める。
学生時代はプロスポーツ専属チアダンスチームに所属、9年間芝生の上でパフォーマンスをする。
21歳でNYへ短期留学し、コンテンポラリーダンスに出会う。
帰国後、札幌を中心に全国各地を巡って踊りを学びつつ、ダンサー・講師・振付家として活動。

コンテンポラリーダンス新進振付家育成事業 2024 『ダンスでいこう!! 2024 』
https://choreographers.jcdn.org/

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
主催:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
共催・企画・制作:北海道コンテンポラリーダンス普及委員会
共催:NPO法人コンカリーニョ