TOBIU CAMP「神景」 photography yixtape

 

<先鋭的なダンスとは>

 

コンテンポラリーダンスや舞踏などの先鋭的な踊りはよく「わからない・理解ができない」と言われることがあります。
たしかにときに観覧者にも知見を求める作品がありますし、私たちのように長くダンスに携わっている人間からしても「???」という作品もあります。

 

「よくわからないけど、何かひっかかるものを感じた作品」を観た時に、私たちはたくさん話をします。
それぞれが感じたことを伝えあい、作者や作品について掘り下げていきます。
このお喋りは、ダンスの楽しみ方の一つだと私たちは考えています。

 

わかりやすい作品=良い作品という訳では無く、わかりやすくてもつまらない作品はたくさんあります。
わかりにくい作品=考えさせられる作品という訳でも必ずしも無く、わかりにくいだけで考えを深めることができない作品もあります。

 

何が言いたいかというと、わかりやすくて面白い作品というのは世界中で大流行したりします。
でも、世の中にはわかりにくくても面白い作品というものが存在します。
そういった作品の応援団が私たちのような存在なのかもしれません。
どちらが正解という訳では無く、両方が人には必要なのだと思っています。

 


Field note Project photography yixtape

 

<身体表現の可能性について>

 

身体表現の一番良いところは、言語が必要ないということです。
言語が無いゆえの曖昧さは存在しますが、世界中のどんな人とも感性を共有することができます。
言葉は境界がはっきりしていますが、身体の境界は限りなくグレーです。

 

ふりつけか展 photography yixtape

 

<なぜ作家(振付家)が必要なのか>

 

CONTE-SAPPOROではダンサーの育成よりも、振付家の育成により力を入れています。

(ジャンルを問わなければ)ダンスを踊る人々は日本でも非常に増えていて、ダンスは生活の中で身近になってきていると言えます。
ただ、日本ではダンサー(踊るのが好きなダンス愛好者を含む)は多いですが、振付家/作家は非常に少ないというのが現状です。

「習い事」という商業的な側面の影響が強く、ダンススタジオやカルチャーセンターは発展してきましたが、習い事から芸術文化として発展させるためには「ストイックに作品づくりと向き合う振付家またはダンスカンパニー」が必要だと感じています。

 

作家が増えれば観客がダンスを観る機会が増え、観客がダンスを観る機会が増えれば観る目も肥えてきます。
お互いに切磋琢磨することができれば、作品のレベルも文化レベルも上がっていきます。

 

CONTE-SAPPOROが2012年に誕生するまでは、札幌ではダンススタジオなどではない独立した団体が自主公演をうつという機会は非常に少なかったですが、最近は少しずつ増えてきています。
これからもどんどん新しい人達が活動しやすくなるように、サポートしていきたいと考えています。

 

現代文学演舞「地獄変」 photography Saki Matsumura

 

 

<作家(=作品)を育むために>

 

どんな作家/振付家も最初から素晴らしい作品を作ることはあり得ません。
何度も作品を作ってはやり直し、また作る。
こうしたトライ&エラーの積み重ねが、作品作りにおいて重要であると考えます。

 

CONTE-SAPPOROでは、振付の知識を学ぶ場である「振付家養成講座」、ドラマツルグやプロデューサーが作家を各方面からサポートする「ダ コンペティション」、作家を応援する「稽古場のサポート」、出来上がった作品を見てもらう「スタジオパフォーマンス」、はたまた北海道外・国外のアーティストの北海道内の活動をサポートする「現地制作」などなど様々な方法で作家をサポートしてきました。

 

大野慶人舞踏公演「花と鳥 舞踏という生き方」 photography yixtape

 

振付家の作品制作サポート/企画プロデュース

 

上記の理由から、CONTE-SAPPOROでは下記のサポートを行っております。
ご興味をお持ちいただいた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。

◆稽古場のサポート
◆公演の広報/制作
◆出演ダンサーのキャスティング/公募
◆企画や公演のプロデュース
◆自主公演のサポート
◆道外作家による道内企画のサポート
◆作品の輸出