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TOBIU CAMP「神景」 photography yixtape


<先鋭的なダンスの役割とは>

コンテンポラリーダンスや舞踏などの先鋭的な踊りは、どちらかというと「わかりやすくない」表現であります。
人間はわかりやすいものばかりでなく、わかりやすくないものも同時に必要としています。
どちらが良いという訳では無く、両輪が必要なのです。

また、先鋭的なダンスには人類の価値観(ダンス観も含む)を広げるという役割があります。
人類は科学で文明を更新し続けてきたように、文化もまた更新し続けてきました。
伝統を受け継ぐだけではなく、新しい伝統を作っていくことも私たちの使命の一つなのだと思います。


Filed note Project photography yixtape


<なぜ作家(振付家)が必要なのか>

(ジャンルを問わなければ)ダンスを踊る方は日本でも非常に増えていて、ダンスは生活の中で身近になってきていると言えます。
今はまだ「習い事」のニュアンスが強いですが、そこから芸術文化として発展させるためには「ストイックに作品づくりと向き合う振付家/ダンス団体」が必要だと感じています。
日本ではダンサー(踊るのが好きなダンス愛好者を含む)は多いですが、振付家/作家は非常に少ないというのが現状です。

作家が増えれば観客がダンスを観る機会が増え、観客がダンスを観る機会が増えれば観る目も肥えてきます。
お互いに切磋琢磨すれば、作品のレベルも上がっていきます。


ふりつけか展 photography yixtape


<作家(=作品)を育てる環境を作るには>

どんな作家/振付家も最初から素晴らしい作品を作ることはあり得ません。
何度も作品を作っては解体し、また作る
こうした過程は、作品作りにおいて重要であると考えます。
また、作品を上演するということも作家の成長には欠かせません。
小規模であっても定期的に作品を発表できる場を作ることは、作家を育てることに繋がるのではないでしょうか。


現代文学演舞「地獄変」 photography Saki Matsumura


<自主公演のリスクについて>

作品を発表できる場所が少ないのであれば、自主公演を開催するしかありません。
しかし、自主公演にはそれなりのリスクが伴います。

一つめは金銭的なリスクです。
舞台公演は非常にお金がかかるため、赤字体質の興行だと言えるのではないでしょうか。
劇場の使用料や人件費を支払うためには、たくさんの観客に来場してもらわなくてはいけません。
来場してもらう為には「営業努力をすること」「質の高い作品を作り続けること」「実績があること」のいずれかが必要です。
助成金などのサポートもありますが、これもまた「実績があること」が重要で、誰もが簡単にサポートを受けられるものではありません。

二つめが「何でもかんでも作家自身がやらなくてはいけないこと」ではないでしょうか。
作品づくりに加えて広報、事務作業、各種申請や発注などを行うとなると疲弊してしまい、継続して公演を開催するのは難しくなってきます。


大野慶人舞踏公演「花と鳥 舞踏という生き方」 photography yixtape


振付家の作品制作サポート/企画プロデュース

上記の理由から、振付家や自主公演の機会を増やすためにCONTEでは下記のサポートを行っております。
ご興味をお持ちいただいた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。

◆稽古場のサポート
◆公演の広報/制作
◆出演ダンサーのブッキング/募集
◆企画や公演のプロデュース
◆自主公演のサポート
◆道外作家による道内企画のサポート
◆作品の輸出