DATS【海外ダンス事情特集】#2 渡辺はるか / WATANABE Haruka(オルガンワークス / OrganWorks)

2022年に欧州を巡ってきたOrganWorksの渡辺はるかさん

幼少期から現代舞踊を学び、数々のコンクールで目覚ましい成績を残してきた渡辺はるかさん。
大学時にOrganWorksのオーディションに受かったことから、コンテンポラリーダンスの世界に入っていきました。

今回はOrganWorksと親交の深いスペインの振付家・Carmen Werner(Provisional Danza)の作品に出演するため渡欧し、スペイン、イギリス、フランス、そしてイスラエルを周ってきたタイミングでお話を伺うことができました。

DATS海外ダンス事情特集#1に出演された佐藤亜耶さんのお話やマルセイユバレエ団のお話も出てきて、ご本人が語るのとはまた違う「渡辺さんの視点」でマルセイユバレエ団のことが語られています。

また、イスラエルでは空手道場「Karate Spirits」にて公演やワークショップを実施。
そのユニークな体験もお話しいただいております。

日本で活動するダンサー目線での海外の話は、現地の方とはまた少し異なる熱量で、とても面白いお話を伺えました。

渡辺はるか / WATANABE Haruka

神奈川県出身。
5歳よりモダンダンスを岡田香、鈴木千穂に師事。

様々な舞踊コンクール現代舞踊部門にて第1位など受賞。
立教大学現代心理学部映像身体学科を卒業大学在学中よりコンテンポラリーダンスを平原慎太郎に師事、OrganWorksに所属し作品に出演、振付アシスタントとしても活動。

自作ソロを発表した横浜ダンスコレクションEX2016にてMASDA NZA賞、Touchipoint Art Foundation賞、21MASDANZAにてベストソロ、オーディエンス賞を受賞。

オルガンワークス / OrganWorks

2013年に、東京オリンピック2020開閉会式の振付などで知られる平原慎太郎によって創立される。
日本では非常に珍しい大所帯のダンスカンパニーで、ひとつの舞台のうえで複数の人間たちの関係性が同時多発的に生まれていくさまは、まるで小さな社会を覗き見ているかのよう。

それぞれのメンバーの個性は強いが、長年にわたる身体性の共有によってダンスカンパニーとしての舞踊性は確立されている。
また、言語を積極的に組み込むなど具象と抽象を織り交ぜた平原慎太郎の作品性が印象的。

スペインを代表するダンスカンパニーのひとつであるProvisional Danzaとは長年の親交があり、毎年のようにスペインや日本で共同作品を上演している。
2024年現在はカンパニー創立10周年記念公演「光廷 と 崩底 -my telling was nothing‐」の上演が控えている。

OrganWorks

Dance and Arts Talk Session-DATS-

海外のダンス事情について(現在海外在住/以前に海外在住/日本在住だけど海外で活動している)ダンサーや振付家にインタビューする企画です。
ジャンルは主にコンテンポラリーダンス、舞踏、バレエなどの舞台芸術が中心になりますが、ジャンルにはあまりこだわらず少しずつ広げていければとも思っております。

インタビュー前半は無料公開しています

【無料部分】

00:00
00:49 イントロ
01:48 01「ダンスカンパニーOrganWorksについて」
03:20 02「ダンスを始めた頃の話や、現代舞踊について」
05:45 03「進路について、大学時代について」
11:21 04「海外を巡ってきた理由とスペイン滞在について」
14:15 05「CarmenとProvisional Danzaとのクリエーションについて」
20:20 06「スペインの労働環境と、対極だったイスラエルとの比較」
22:19 07「Provisional Danzaという組織やダンサーについて」
24:04 08「街におけるCarmen Wernelや、ダンサーという存在」

【有料部分】

25:49 09「Provisional Danzaのようなカンパニーが日本で作れるのか」
27:14 10「イギリス・ロンドン滞在について」
29:03 11「ロンドンのダンススペース「The Place」について」
31:37 12「フランスに行った理由のマルセイユバレエ団について」
33:23 13「佐藤亜耶さんに突然コンタクトをとって・・・」
35:42 14「マルセイユバレエ団での特別な体験について」
39:36 15「フランスの保障や契約など含めたダンス環境について」
41:31 16「マルセイユという街や、成熟した?劇場文化について」
47:42 17「イスラエルに向かった理由」
50:33 18「イスラエルのダンサーや社会、WS会場の道場について」
53:38 19「イスラエルでのワークショップとパフォーマンスについて」
57:42 20「誰でも参加可能なGAGA Peopleにたくさんの人々が・・・」
01:05:08 21「日本に帰ってきて思うこと」
01:10:07 22「日本と海外のダンスの環境について」
01:21:04 アウトロ

【有料部分の購入方法】

本企画の内容を充実させて継続していくために、活動費のサポートをお願いしたく一部有料とさせていただきました。
このオンラインプログラムは短期間限定の公開という形ではなく、2035年くらいまで視聴できるように設定しました。
視聴方法は2通りございます。

1、単体購入

映像を単体で観たい方に向けたもの。視聴期間は2035年くらいまでです。

一般 1,000円
学生 500円
と、設定しようと思ったのですが・・・
思い直して、最初は一律500円から始めます!

●渡辺はるかさんのインタビューの有料部分購入はこちらから↓
https://dats-watanabe.peatix.com

2、CONTE Support Membershipに加入して全ての映像コンテンツを見る

活動を応援していただけるメンバーシップです。
メンバーの皆さんにはサブスクのような形で、全てのコンテンツを見ていただけるようにしました。

一般 月額 880円
学生/未成年 月額 480円

今はまだ動画が少ないですが、これから増えてくると少しは還元できるのでは・・・と考えております。
皆様のサポートを心よりお待ちしております。

●メンバーシップの申し込みはこちら↓
https://conte-sapporo.peatix.com/subscriptions

CONTE Dance Productionについて

コンテンポラリーダンスや舞踏などの先鋭的な身体表現を軸に、舞台芸術や芸術祭の企画運営、アーティストのサポートやマネージメント、ダンスシーンの環境整備、広報やPR活動、芸術文化政策の勉強など浅く広く活動しています。
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