ダンスに没頭する四日間 講師 平原慎太郎、田仲ハル、きたまり、RAUMA、町田妙子、児玉北斗

「ダンスに没頭する四日間」​

ダンス、振付、歴史、バレエ、創作、舞踏、即興、市場分析、自己分析。​
様々な要素の踊りに没頭し続ける四日間。
※詳細はこのページで随時更新していきます。
  • 背景

当団体では2014年、2019年、2020年にわたって振付家育成事業を北海道で行ってきました。

これは、日本では踊りの技術を学ぶ場は多くあるものの、振付や創作を学ぶ機関が少なく、こういった状況を解消することが主目的でした。

 

  • 回数を重ねて感じたこと

振付家に必要なことは多岐に渡りますし、ダンサーに求められることも多くなっています。

振付家は総合力が求められることが多く、ダンサーにしても20年前であればどのジャンルでも技術力に差が生まれやすかったですが、今は技術の高いダンサーはたくさんいるため違いを出していかないといけません。

総合力とは、講座をやったからといって一朝一夕で育まれるものではなく、長いビジョンで考えていく必要があると感じました。

 

  • 目指すところ

短期間で急にダンスが上手くなるわけでも、作家としてレベルが上がる訳でもありません。

では、短期間で何を目指すのか、何を向上させるのか、何を変化させるのか。

もしかするとそれは「意識」ではないだろうか、と考えます。

 

自分にとって必要な要素は何か、優先順位が低い要素は何か。

今回経験した中でどれを今後取り入れていくのか、バレエか、舞踏か、振付や創作か。

自分はどういうダンサー/振付家になりたいのか、自分の何を強みとするのか。

そもそも自分が目標とする振付家やダンサーは、業界や社会に置いてどういうポジションをとっているのか。

自分はどのポジションを目指すのか。

 

今回は受講対象者を振付家志望者に絞らず、ダンサーとして自身をより向上させたい方にも対応していきたいと考えています。

参加された皆さんにとってこの4日間が、これから先の舞踊人生の再スタートになればと思っています。

そうなれるよう、講師、スタッフ一同努力していきたいと思います。

日程:
2022年
7月28日(木) 13:00 ~21:00
7月29日(金) 10:00 ~21:00
7月30日(土)​ 10:00 ~21:00
7月31日(日) ​10:00 ~14:00
 
講師:平原慎太郎、田仲ハル、きたまり、RAUMA、町田妙子、児玉北斗
 
受講料:25,000円
 
会場:CONTE-SAPPORO Dance Center, Sōla Art-Retreat

←画像はクリックすると拡大されます。

 

内容は参加者や要望、場の流れによって、柔軟に変化させていきたいと考えています。

特にクリエーションの部分は最初から内容を確定させるのではなく、グループに分かれるのか、各自でクリエーションを行うのか、全体で行うのかなど、どのようにでも対応できるように設定しています。

ダンスに没頭する四日間へのご応募はこちらからお願いします。

応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/

受講料のお支払いは下記のいずれかよりお願いいたします。

1、銀行振込
北洋銀行 宮の森支店 4094006 北海道コンテンポラリーダンス普及委員会 

2、ペイパル(クレジットカードなども可能)
http://paypal.me/hokkaidobutoh

宿泊と交通について

宿泊費と交通費は各自でご負担いただく形になりますが、ご相談いただければ格安で滞在できる場合がございます。

 

●宿泊施設

・天神山アーティストレジデンス
(滞在をご希望の方は、一度ご相談ください。1泊1,000円~1,500円程度)

・琴似にはホテルが3つあります。

・AIR BNBなど、民泊を活用する場合もあります。

 

●飛行機について

新千歳空港へは様々な便が出ており、LCCも多いです。
格安の便を少しだけ掲載しておきます。

関東⇔北海道
羽田からはSKY MARY、AIR DO。成田からはPEACHやJET STARなどあり。

中部⇔北海道
中部国際からはSKYMARK、PEACH、AIR DOなどあり。

関西⇔北海道
神戸からSKY MARKやAIR DO。関空からはPEACHなどがあり。

九州⇔北海道
福岡からSKYMARK、PEACHなどがあり。

沖縄⇔北海道
那覇からPEACHあり。

 

●会場へのアクセス

CONTE-SAPPORO Dance Center
JR琴似駅より徒歩12分程度
地下鉄琴似駅より徒歩1分程度
※新千歳空港からもアクセスしやすいです。

 Sōla Art-Retreat
地下鉄真駒内駅よりバスまたはタクシー乗り合い(片道2,100円程度を人数で割り勘)
※前日に乗り合いの相談をしたいと思います。

お願いなど

●参加される方は、参加される3日前を目安にPCR検査、または抗原検査の実施を各自でお願いいたします。

●受講料には宿泊費や交通費、食費など含まれておりません。実費でご負担をお願いしております。

●4日間全てに参加できない場合でも参加を受け付ける方針ですが、受講料は変わりません。

photo:yixtape

講師:平原 慎太郎|Shintaro Hirahara

1981年北海道生まれ。
クラシックバレエ、HipHopのキャリアを経てコンテンポラリーダンスの専門家としてダンサー、振付家、ステージコンポーザー、ダンス講師として活動。また、ダンスカンパニー「OrganWorks」を主宰し創作活動を行う。
近藤 良平主宰「コンドルズ」、大植 真太郎主宰の「C/Ompany」等、国内外のダンス作品に参加。
能楽師 津村 禮次郎との共作、劇団イキウメ、小林 賢太郎、小林 顕作、白井 晃などに振付提供、美術家 塩田 千春や播磨 みどり作品とのコラボレーション等、他分野のアーティストとの交流も盛んに行う。
雑誌「BRUTUS」の特集『つぎのひと。~ 明日を変える人物カタログ~』でパフォーミングアーツ部門で選出される。

2013年 文化庁新進気鋭芸術家海外研修派遣にてスペインに9ヶ月研修。
2015年 小樽市文化奨励賞受賞。
2016年 トヨタコレオグラフィーアワードにて次代を担う振付家賞、オーディエンス賞をW受賞。
2017年 日本ダンスフォーラム、ダンスフォーラム賞受賞。

design:Takashi Tsuji

講師:きたまり|Kitamari

17歳より舞踏家・由良部正美の元で踊り始め、2003 年より自身の〈ダンスカンパニーKIKIKIKIKIKI〉主宰。
2006年京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。

近年はマーラー全交響曲を振付するプロジェクトを開始し、2作目『夜の歌』で文化庁芸術祭新人賞(2016年度)を受賞。
また長唄を使用し60分間ソロで見せる木ノ下歌舞伎『娘道成寺』、国指定重要無形文化財・嵯峨大念佛狂言のお囃子との共演『あたご』など、日本の伝統芸能を素材にした創作や、『We dance京都2012』『Dance Fanfare Kyoto』プログラムディレクターなど、ジャンルを越境した多岐にわたる活動を展開している。

photo:Kazuyuki Matsumoto

講師:町田 妙子|Taeko Machida

埼玉県出身。幼少よりクラシックバレエを久保栄治、久保陽子に師事。

日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。在学中より青木尚哉にコンテンポラリーダンスを師事。鈴木ユキオや、カルメン・ワーナーなどの作品に参加するなど、国内外の多くの振付家の作品に出演。2013年より平原慎太郎が主宰するコンテンポラリーダンスカンパニーOrganWorksに所属。

オータムプロダクションズを仁田晶凱と立ち上げ共同制作を行う。バレエ講師としても活動中。

受賞歴

第2回Prix Du Japon Educational Ballet Concours 第3位

伊達クラシックバレエコンペティション 河北新聞社賞

講師:児玉 北斗|Hokuto Kodama

2001年よりダンサーとしてカナダ、スウェーデンで活動。
ヨーテボリオペラ・ダンスカンパニーなどに所属しマッツ・エック、オハッド・ナハリン、クリスタル・パイト、シャロン・エヤルなどの作品にて主要なパートを務めた。

振付家としては『Trace(s)(2017)、『Pure Core(2020)など、主体・身体・権力の連関をめぐる哲学的考察をベースとした作品を発表しており、20225月には3時間に渡って地面を揺らそうと動き続ける『Wound and Ground』をベータ版として発表した。

現在は芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)の専任講師として、京都と兵庫を拠点としてダンスや振付をめぐる研究、実践、教育に取り組んでいる。

photo:*Cicaco

講師:田仲 ハル|Hal Tanaka

83年舞踏を始動、全国ツアー。その後ソロ。
舞踏集団「極北会」を 主宰。
ビル乗っ取りでマスコミで話題となり、ポーランドやロシアの大学の研究対象、またファッションモデルとしても活動。
近年はア ジア諸国における舞踏 フォーラムと提携活動。

講師:RAUMA = あらひろこ [カンテレ] × 嵯峨治彦 [馬頭琴、喉歌]

RAUMA(ラウマ)は、”森と草原が響き合う” アコースティック・デュオ。
北欧フィンランドの伝統楽器=カンテレの澄みきった響き、モンゴル大草原のチェロ=馬頭琴の哀切な調べ、そして一人二重唱ホーミー(喉歌)の神秘的な音色がひとつに溶け合い、これまでにないサウンドで幽玄な心象風景を描く。
ユニット名は、歴史的木造建築がたち並ぶフィンランドの世界遺産都市 Rauma に因む。
2009年の結成以来、日本各地で演奏活動を続けるほか、JPP、Sinikka Langeland、Kardemimmit など北欧系アーティストの札幌公演ではオープニングアクトもつとめる。
2013年フィンランドの国際カンテレコンテストで、プロフェッショナル部門第2位とマルティポケラ賞をW受賞。2019年アルバム「深い海」をリリース。フィンランドで「カンテレ・アルバム・オブ・ザ・イヤー2019」を受賞。

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●あらひろこ・・・
フィンランドの伝統楽器カンテレの演奏者、コンポーザー。
情景を奏でるやわらかな演奏を持ち味にソロのカンテレ演奏をはじめ、馬頭琴/喉歌の嵯峨治彦とのユニットRAUMA(ラウマ)ほか、朗読や美術とのコラボレート、内外のさまざまなジャンルのミュージシャン、アーティストと共演。

●嵯峨治彦・・・
 モンゴルの弦楽器「馬頭琴」と一人二重唱「喉歌(ホーミー等)」を駆使して、伝統音楽から異分野とのコラボレーションまで幅広く国内外で音楽活動を展開。松任谷由実・鼓童ほか、レコーディング参加も多い。1998年、ロシア連邦トゥバ共和国で開かれたユネスコ主催国際喉歌コンテストで、等々力政彦との喉歌デュオ「タルバガン」が外国人部門優勝・総合準優勝。2001年、ゴビの遊牧民馬頭琴奏者Y.ネルグイ(モンゴル国人間文化財)から後継指名。

コンテンポラリーダンス新進振付家育成事業 2022 『ダンスでいこう!! 2022 』
https://choreographers.jcdn.org/

文化庁委託事業 「 令和 4 年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業 」
主催:文化庁、NPO 法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
共催・企画・制作:北海道コンテンポラリーダンス普及委員会

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